最近のHIP HOPに思う事


昔のクリエイティヴ系HIP HOPの人々が姿消したり亡くなったりで淋しいです。
個人的には…最近の傾向の〜SOULの無いジャリタレHIP HOPは、正直うんざり。
全てがそうとは言いませんけど、Spiritあるものが“オレ様”系に押されがち。


それはHIP HOP市場とリスナーの拡大と引換えの〜“質の低下”が大きいはず。
HIP HOPが売れ筋狙うなんて…バカガキに媚びてマーケッティングするなんて、
もはや“HIP”という言葉を返上して欲しいです。ただの“RAP(おしゃべり)”。
まるで日本の音楽市場並み。更に日本のHIP HOPなんて女々しい物が売れる物。
HIP HOPを金や名声の手段にしないで欲しいですよ、ホントウに。
初心は、何? 初心が、ソレ?
たとえHIP HOPが“歌”じゃないとは言え、音楽的“ヒラメキ”無いとキツイ。
音楽の質を知らないリスナーに媚びて、安直なサンプリングのカラオケBACKに、
質の低いHIP HOPがリスナーの耳を更に溶かして…、酷い悪循環のようです。
ルーツであるギル・スコット・ヘロンあたりは〜今、泣いていると思いますよ。


そんな中、個人的にはDJマーク・ロンソン!そろそろセカンド、期待してます♪
フォリナーが義理の父だとかフィアンセの父がクインシー・ジョーンズだとか〜
ユニークな話題もありましたが、
去年のデビュー作『HERE COMES THE FAZZ』の切り口は〜
忘れかけたHIP HOPの“HIP”さを思い起こす“手作り力作”だったと思います。
白人でも、あなたの方が遥かに本物♪
こういう人に頑張って欲しいし、作り手達には〜“オレ様”主義よりまず先に〜
作品自体にこそ〜プライドを持って取り組んで欲しいです。
そしてリスナーには…HIP HOPを本当に好きなら、
使い捨ての流行りものとしてHIP HOPを捉えるのではなく、
「ブームに踊らされていないかどうか?」で選んで欲しいです。
そうしないと、今の流れでは…
やがて〜「ランバダ」より恥ずかしい思いをする事になるかも知れませんよ!?