ザ・コレクターズ新譜発売記念特集/3…音 楽つながり(後編)

fabzweb2005-01-19






ザ・コレクターズ音 楽つながり(前編=1/20aiko/スピッツ)からの続きです。


 *まとめてご覧頂くと更に楽しめます〜上記項目 [コレクタ-ズ] をCLICK♪




ザ・コレクターズからの影響を〜特には自ら表明してはいないかと思いますが、
THE YELLOW MONKEYMr.Childrenも〜その受けた影響ぶりは大だと思います。確実。
イエモンは歌謡ロックぶりを、ミスチルは音像や英国ロックぶりを参照した事と思われます。




THE YELLOW MONKEYは、メーカーがコレクターズと同じコロンビアでしたし、
コレクターズの「世界を止めて」がヒットして〜その路線として「太陽が燃えている」で
ブレイクしたので、スタッフなどからのサジェスションが間違いなくあった筈です。
(それ以前のイエモンとはかなり違うので。)
ある意味、ザ・コレクターズが〜多少無理して「世界を止めて」で“愛”と“歌謡曲的”さ
を打ち出したのに対し、イエモンは開き直りで〜歌謡ロックぶりを全面に打ち出したのが、
大衆に〜よりアピールした要因だとも考えられます。
コレクターズはあくまで〜“ブリティッシュ・ロック通”としてのこだわりも同居して
いましたので、日本的ポピュラー性はごく一部に過ぎないし…それでいいのでしょう。
(だから僕は彼らが好きなのですし。)




ミスチルはとにかくコステロ/ビートルズですが、それを日本でやるという点において〜
初期は彼等なりの試行錯誤があったと思われます。ミスチルの最初の2枚を当時聴いて
いたのですが〜、個人的印象は“爽やかな浜田省吾”というものでした。
それがKANやコレクターズ等ビートルズ・センスを研究して〜、
「Innocent world」等の感覚に推移したものと思われます(以降〜本質は変わらず)。
コレクターズのコステロ並ビート名曲満載5th『Collector Number 5』('91)収録の「See-Saw」がミスチル「シーソーゲーム」のアイデアとなったかも?
また、音像という意味では、桜井和寿/小林武史が〜コレクターズや吉田仁(Producer)を意識した可能性アリ。
何しろミスチル成功は「世界を止めて」『UFO CLAV』('93)の直後の事ですから、
ブレイクの参考として当然意識した筈です。




英国ロックという意味では、直接的つながりはそれほどは見えませんが〜、
ファン層が重なるのではないかと思えるのが〜同じブリティッシュ好きの松尾清憲
ビートルズ/XTC好きという共通点や、松尾清憲+杉真理によるBOXの名盤
『BOX POPS』('88)はコレクターズ好きも必聴。というかコレクターズも聴いた筈。
*追記* 最近調べたら気付きましたが、彼らの初期名盤『PICTURESQUE COLLECTOR LAND』は、
    ナント…『BOX POPS』のエンジニア飯尾芳史を迎えての作品でした。
    クレジット小さくて〜今まで気付かなかった!不覚!




杉真理氏がそのBOX結成のきっかけとなった存在でもあるピチカート・ファイヴPizzicato five
は〜実際コレクターズと交流も深く、それぞれ互いの作品に参加したり、
共同でイギリスのカルト・オシャレ映画(?!)『KNACK』の上映も企画した関係。
そんな旧知のコレクターズの〜『COLLECTOR NUMBER 5』('91)のプロデュースも手掛けた
小西康陽は、コレクターズ以外にも東京モッズ/GS系に大きく関与している。
また〜初期の名盤『虹色サーカス団』('88)や『PICTURESQUE COLLECTOR LAND』('90)等において、
同じPizzicatoの高浪敬太郎氏のアレンジの冴えが見事に作品に彩りを与えている点も忘れ難い。
Pizzicatomaniaの人達は〜、一度ちゃんとコレクターズ聴いてみるべきでしょう。




モッズ出身という意味では、ハイロウズTHE HIGH-LOWS/ブルーハーツTHE BLUE HEARTS
共通点の相当に多い存在。特にコレクターズ初期作品や中期名盤『HERE TODAY』お奨め。
特に初期作品は〜甲本ヒロトと唄い方近いところと思います(ファンに確認済み)。
と言いますかマンフレッド・マン系つながりもあるんですけど。
聴いてみないと損です。ルーツも同じザ・フー/パンクであるわけだし。
*追記* 近いハズです〜最近調べたら加藤氏とヒロト氏は一緒にバンドした事あったらしい!
    驚きと納得。




ネオGS出身という意味で沢田研二好きにもオススメ。
ジュリーの名盤『G.S. I LOVE YOU』を彼らは聴いた筈でしょうし、
その仕掛人伊藤銀次(佐野元春ウルフルズ等)をプロデュースに招いたりもしてます。
*追記* 銀次氏は以前に「僕は恐竜」に感銘受けカヴァー/共演済。ジュリーには後に加藤氏が曲提供
    してます。また、元春氏はデビュー前のコレクターズをラジオでプッシュ。
    ウルフルズとは共演や交流色々あるようです。 




そして最後は、矢沢永吉。意外に思う人も多いでしょうが、つながってます。
最近〜加藤ひさしがヤザワに相当量の詞提供してますし(20曲程)、古市コータローは大ファンらしいです。
存在としてではなく音楽としての矢沢fanにはお勧め。
キャロルや名盤『Kiss Me Please』『KAVACH』(Nobody参加) 等好きな方には〜近い部分ある筈です。ヨロシク(笑)。




というわけで、とりあえず〜ざっと挙げてみました。
幾つかは別記で改めて取り上げられたらと思います。
また、ここに挙げた他にも〜、
くるり/Hi-STANDARD/Going Under Ground/中村一義(100s)/FOEエル・マロ(堂島孝平GGKR) 等、
多くのミュージシャンや洋楽好き/業界人に〜ザ・コレクターズは高く評価されているようです。
そして、それは何故なのか?
何故、同業者やライバルの立場なのに〜ザ・コレクターズを高く評価するのか?


よろしければココで探ってみて下さい。新譜発表のこの機会に〜ひとつのきっかけとして。
そして、腰を据えてお聴き頂ければ〜多分その評価の理由が判るはずだと思います。


ここに挙げたミュージシャンお好きの方でしたら、
ザ・コレクターズを聴いてみないと〜、多分…もったいないですよ♪
ザ・コレクターズをちゃんと聴いた事が無い方々は、
きっと少し、損をしているかも知れませんから。






 *過去の書き込みも併せてご覧下さい〜 [ザ・コレクターズ]


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