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■『サンボマスターは君に語りかける』(期間限定価格盤)
 ASIN:B0006TPEJM ★★★
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最大の結論から、はじめに。


サンボマスター最大の魅力は、ルックスである。
そして、
サンボマスターの崇拝者は、真心ブラザースを聴いた事があるのか?
真心ブラザーズ/YO-KINGの崇拝者は、サンボマスターをはがゆく思わないのか?



サンボマスターの音質は嫌いではない。本来むしろ好きなタイプではあるだろう。
ただし、今更“日本語のロック論”というのは…“営業の匂い”プンプンなのも事実。
“素朴”や“純粋”を演出している段階で、本当は既に“素朴”や“純粋”では無い。
ちなみに、
『今“邦楽誌が日本語のロック論”の訳』は、近日ここに書く予定。ヤバイです。
サンボマスターは今後、
優れたメロディーを書いてくれるのなら、その時に好きになろう。


サンボマスター最大の人気のポイントは、そのルックスである。
何故なら、もしサンボマスターSMAP木村拓哉だったら…崇拝者は支持していたか?
サンボマスター崇拝者なら…『言われる筋合いはねえよ』と真っ先に言うタイプだろう。
つまり、
崇拝者は気付かずに〜非常に残酷な無意識の上にサンボマスターを支持しているのだ。
そしてそれを計算に入れてのロッキンオン・バーターなのだ。(分かる人にはわかる)




サンボマスターは、日本のフォークだ。音を荒げて見せた日本のフォークだ。
しかし、サンボマスターの崇拝者は、真心ブラザーズを聴いた事があるのか?
真心ブラザーズ/YO-KINGの崇拝者は、サンボマスターをはがゆく思わないのか?
似過ぎている。
倉木麻衣宇多田ヒカルのマネだ”とか、“大塚愛aikoのマネだ”とは、
サンボマスターの崇拝者には、もう決して言えない、という事だ。


と言うより、今サンボマスター!って言ってる人の殆どは、にわか信者だよね。




どこかで見た、当人たちのインタビューが面白かった。


 〜洋楽評論家みたいな人にオレたちの音楽はわからないだろうけど構わない。〜
 〜響く言葉を伝えたい〜
 〜オレたちの音楽を聴いてリストカットや自殺を思いとどまってもらえたら…〜
 (記憶で書いてるので、ニュアンスは異なると思います)


一見、崇拝者にはもっともなようであるが、客観出来れば???な話である。
何故、
楽家が「人助けのふり」しなければならないの?
何故、伝えるものが〜“音楽自体”じゃないのか?




僕が、邦楽ロック/フォーク至上主義の人達に関して特に思うのは、
『あなたは音楽の何を聴いているのか?』という事。
多分、その内の多くの人は…正直、“歌詞”や“生き様”でしょ?
それは音楽じゃない。音楽自体じゃない。
“生き様”なんて、音楽に乗せる必要も本当はない。


『音楽が勇気を与えてくれた』とかよく聴くけど、それは“歌詞”じゃない?
ありがたいお言葉が欲しいなら、本当は本でも読めばいいんじゃない?


これらの人々は、『歌詞なんかどうでもいい』と思う程の、
心に突き刺さるメロディとサウンドの一体化を、
単に聴いてないだけなんじゃないだろうか。
知らないだけなんじゃないだろうか。




こんなファンもいた。


つい、買ってしまいました。ウワサのサンボマスター


オリコン5位とかいう記事を読んで、
CD屋で1曲目のはじめだけ試聴して即買い。


ハイロウズ以外で新品CD買ったのって何年ぶりだろう・・・


とにかく良いです。ボーカルは「えっ!この人が!?」というような
2枚目からはほど遠いところにいるビジュアルの持ち主なのだが、
その声と、あと音楽がとにかくかっこいい。


久々にロックを聴いたと思えた作品。
ちなみにおいらは洋楽は聴かない。歌詞が分からんの聴いたって・・・(´`)


うたごえよおこれ このむねに〜♪ …



…即、全ハイロウズ・ファンに謝って欲しい。




メロディやサウンド以外は、本当は音楽の“付加価値”に過ぎない。
“音楽”という言葉を辞書で調べれば、
そこには〜“歌詞”や“生き様”などという形容は間違いなく出て来ない。
リスナーは自分が求めているものが、
“音楽自体”なのか、“付加価値”なのか、
自覚して今後、いろんな音楽アーティストと付き合っていくべきだろう。
音楽雑誌やメディア操作の流行や宣伝文句なんかに乗せられるなよ。


危ないところだ。今すぐ、ロッキン・オフ!




改めて言うけど、今サンボマスター!って言ってる人の8割は、にわか信者だよね。
『聴くもの無いなぁ〜』と思って、なんとなく〜ってトコですよね。
本当は、聴くに値する“音楽自体”は…、他に〜山ほどある。知らないだけかもよ。


サンボマスターの音楽自体は悪くはない。けど良くもない。
音楽クオリティや斬新さ〜可も無く不可も無くなんです。真心ブラザーズだし。
それを〜“売り方”でうまく操られちゃった人が多いだけです。尾崎エレカシです。
けどこれは危ないのです。こんなの日本だけ。
簡単に道を誤る罠なのです。
“音楽自体”なのか“付加価値”なのかで、相当に道は異なってくるのですから。
“付加価値”を選ぶ人は〜アイドルCD買う人を、絶対非難など出来ないのですよ。




もし、サンボマスター好きで、音としてロック好きな人には、
下記の作品のご一聴をお奨めします。
どれも有名だけど…多分まだ聴いてないと思いますので。
“音楽自体”は〜絶対もっと良いよ。
もし聴いてた人だとしても〜更に聞き込めば、
今のサンボマスター程度では満足出来ない筈だよ。


レニー・クラヴィッツ『LET LOVE RULE』 ASIN:B000000WH0 
ニール・ヤング『Everybody Knows This Is Nowhere』 ASIN:B000002KD7
マシュー・スウィート『GIRLFRIEND』 ASIN:B00000098J 
真心ブラザーズ『KING OF ROCK』 ASIN:B00005G5X5 [HMV]

ザ・コレクターズ『HERE TODAY』 ASIN:B0002I85UW [HMV]

RCサクセション『BLUE』 ASIN:B00005FDUC [HMV]

THE BLUE HEARTSTHE BLUE HEARTS』 ASIN:B00005EYG7 [HMV]




 *勢いで書いたけど、本当はサンボマスター自体は〜どうでもいいです(笑)
  真心ブラザーズは、個人的には…そこそこ。特には好きでもない。他はオススメです。