■The Collectorsアルバムガイド〜8th『FREE』加筆



8thアルバム『FREE』加筆
『UFO CLAV』『CANDYMAN』と続けてヒット作を送りだした吉田仁プロデュースの3部作の締めは初のロンドン・レコーディング作品。このアルバムは『UFO CLAV』の腰の座り具合と『CANDYMAN』のポップさの中間ライン辺りに着地した印象があり、バンドのダイナミズムが前面に出た作品と言えるだろう。それでいて落ち着いた印象も漂うのは〜相変わらず骨太い音創りを完全にモノにした現れかも知れない。メロディは凝り具合よりシンプルに一般化を念頭に作られた趣が強く、歌詞はロマンと共に“男気”や“男の優しさ”を感じさせるものがあり、コレクターズ・フォロワーと言えるピロウズミスチルを好む人に〜よりアピールするものかも知れない。
『UFO CLAV』のところでも触れたが、本作も〜ロンドン・レコーディング作でありながら…“ブリティッシュ・ロックへの憧れ”よりも“当時の英国ロック・バンドのひとつ”という様な趣であり、特に本作は〜日本用のアルバムを作ってみたかのごとくの余裕ぶりと判り易さが全体に溢れている。
このアルバムで特筆しておくべき点は、まず何より〜くるりの感情移入たっぷりのカヴァーも印象的だった名シングル「Good-bye」と、男気ロック・ファンに絶大な人気を誇る“ラブ抜きロマン名曲”「マイアミビーチ」が収録されているところだろう。この2曲は共にエヴァーグリーンの風格を漂わせており、タイプは違えど〜この時期の余裕あふれるコレクターズ故に成し得た名作に仕上がっている。
(以降、加筆準備中です。)


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■『FREE』アルバムガイド→http://d.hatena.ne.jp/fabzweb/20050219
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