■The Collectorsアルバムガイド〜『HERE TODAY』加筆その2!




ザ・コレクターズ〜アルバムガイド●10th『HERE TODAY』加筆分


ここには、キャッチーな物からビート・ポップス、パンク、ヘヴィー・ロック、大作に至るまで〜彼らの懐の深さを発揮した作品が見事に並んでいる。とにかくサウンドの活きがいい。コレクターズ作品中〜最もハードなギター・サウンドのアルバムという印象もあり、ライヴにおけるコレクターズに近い迫力/弾けぶりが痛快である。古市コータローの“ギター暴力”を堪能したいなら〜まずコレは外せないだろう。と言うか、真の“ギター侍”は彼っきゃないでしょ!


歌詞の面においても〜本作は痛快さが際立つ。ラヴ・ソング度はやや低めかも知れないが、変わりに…僕らの等身大に近い視点の作品や青春時代に誰もが通り過ぎる様な出来事の描写が散りばめられている。そうしたモラトリアム的背景が〜喜び/やるせなさ/問題意識などの形で見事に表現され、そんな中で…“ズバリ”と来たり〜“ホロリ”と来たりする言葉が非常に生きているのだ (個人的にはそれ系Welcomeだったりする)。
“甘酸っぱい痛み”や“ダメダメなんだけど〜判るぜ、その気持ち!”というようなヤツだ。


これらの点もあって、このアルバムは前作『MIGHTY BLOW』より〜かえって“青春”っぽさを巧みに描写した作品になっているように思える。昨今再び取り沙汰されている“日本語のロック論”という観点でも外せない1枚だ。そういう意味でも〜男のロック・ファンやバンド少年に是非聴いてみて欲しいアルバムである (ギター・サウンド度の高さもあるし)。平たく言うと、“モッズ精神度”が非常に高いというのも〜この作品の大きな魅力となっているのだ。これ聴いたらライヴ見たくなって当然だ。


(以降、加筆準備中です。)


“ギター暴力”
“好きなこと 好きなだけ”
“3枚のヒット・シングル”
“ハード+スウィート”コレクターズは“元祖メロコア”か?
“マトモって一体何だい?”
“ロック・オペラふたたび”
“ハード+ファニー+ちびり切な名曲”
キンクス趣味ふたたび”
“ロック少年、不意にホロリ”
“壮大、かつパーソナル”
“大人になる、ということ”


Going Under Ground&Grapevineがカヴァー


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■『HERE TODAY』アルバムガイド掲載ページ→http://d.hatena.ne.jp/fabzweb/20050218
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