◆おまたせ。新宿タワレコ祭レポ (&関連ブログ)



おまたせ。新宿タワレコ レポ。だいぶ寝かせて熟成させました(今さら?という声をよそに大長編デス)。


● 新宿 TOWER RECORDS 〜7周年記念イヴェント@タワレコ屋上「史上最強の無料インストアLIVE」
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【第1部】 BEAT CRUSADERSGOING UNDER GROUNDTHE COLLECTORS
【第2部】 小島麻由美フジファブリックACIDMANthe pillows




タワレコ祭はいろいろと凄かったです。無料インストアLIVEでこの豪華メンツは何事っ?!
まず前日の整理券配布からして凄かった!徹夜組含む長蛇の列が雨の中延々続く異常な光景でした〜。
11時配布定員各部700の処〜朝8時頃で既に5-600人は居たんで、涙を呑んだ人も多かったはずですが、
ビークル2chが列情報書いていたらしく〜ビークル組女子の出足が勝負を決めた模様です。


さて10/10当日、残念ながら雨でしたが〜屋上に続く開場待ちの階段は90%女子。異様な熱気。
そしていよいよ開場して屋上へ!意外とスペース小さく700も入るのかと思いながら中央付近へ向かい
ましたが、ステージは簡素ながらしっかりしていて〜“野外のライヴハウス”といった感じでしたよ。
第1部の3組は〜[コレクターズのトリビュート盤つながり] という意味でも興味深かったです。
タワレコの人のあいさつや諸注意のあと(この人コレクターズfanっぽい気がした)、
楽しみにしてた屋上LIVE、期待膨らむ中…小雨まじりの13時、いよいよ開幕です♪


= = = = = = = = = =



BEAT CRUSADERS
THERE SHE GOES(BGM) / I CAN SEE CLEARLY NOW / THE DISAPPOINTED / IMAGINE?
JAPANESE GIRL / GET UP! GET UP!/ AGAINST ALL ODDS / DAY AFTER DAY / RUSK



トップバッターはビークル!僕は当ブログでファン宣言していながら〜実はこれが初LIVE
ツアー情報見てましたが、ビークル何故かどこもワンマンじゃなかったので行きそびれていて、
そんなワケで…あのお面とその下の素顔も含め〜相当楽しみにしていたのです。


BEAT CRUSADERS!」という紹介に続き〜
新譜カヴァー集からの「THERE SHE GOES」(The La's)のBGMに乗ってメンバー登場!



『おぉ〜お面だっ!!』


…というベタな第一印象ですが、やっぱ笑える。あれは実際見た方が更に笑える。
『このままやるのかなぁ?』と思ったら〜メンバー一斉にお面投げ捨てたっ!意外とよく飛ぶっ(笑)
そして素顔登場


『おぉ〜ヒダカトオル!…けっこうオッサンだっ!』(笑)


いやぁ…正直これは別の意味でインパクトありましたね。連れの通称“由美さん(久々登場)”曰く…


『ヒダカお面の顔と違うっ!』


という今後ネタになりそうな発言も思わず出ました(後日改めて)。



そして演奏1曲目-[以前ここで取り上げた]「I CAN SEE CLEARLY NOW」から客ヒートアップ!
うしろに居たビークルfanたちが突進し〜モッシュ&一部雪崩状態も起こったようなのですが、
それより更に別の事が…


『屋上の床がしなってるぞ!ビルが揺れてるっ!』


という事態を初体験!あれはスゲ〜不安。みなさんも是非1度体験して頂きたいです。
“完全タテのり跳ね系”の客層にマジで大地震級の揺れの為〜1曲終えて即タワレコ司会さん登場。
『ごめんなさい、抑えて〜』という泣きが思わず入った。Liveであんな揺れ初めて。オレからも頼む。
ビル屋上は元々Live用に作ってないからね。“よくある学校屋上的コンクリは〜しなる”という事を実体験。



次曲XTCカヴァー「THE DISAPPOINTED」でやっと音を客観です。
ビークルはCDからしてシンプル軽快なので“Liveもそのまま”という感じでしたのでご安心を。
続いては早くも来ました「IMAGINE?」…この曲が〜例のおま○コールですっ。
昼間の新宿で放送禁止四字熟語の大合唱…女のコにも歌わせまくり!ヒダカ氏もご満悦の模様(?)。
で、合唱感謝の意味を込め「JAPANESE GIRL」。飛ばしまくりで雨の中fan熱狂。メンバーも必死。
前述“由美さん”曰く…fan層が『ハイロウズLiveに似てる』らしい。狂乱する10代と頑張るオジサマの図。
続いて「GET UP! GET UP!」フィル・コリンズ・カヴァー「AGAINST ALL ODDS」ですが〜どっち
が先か忘れました。そして新曲「DAY AFTER DAY」披露。ちょい泣きの入ったメロのアッパー曲でした。


ビークルMCをメンバーで分けるんだね。「おまえらタダだからこんなもんで-」とかイジリ系です。
けどイヤミな感じじゃなくお笑い風なので軽いっす。ちょいお水風ギター担当カトウ氏が人気の模様?
そして締めは聖飢魔II風炸裂「RUSK」で幕を閉じました。約45分9曲-予想以上にやってくれました。



ビークル良かったです!
印象は〜とにかく“fan熱狂&メンバーおじさまながら頑張る!”って感じ。
ツアーがワンマンじゃないのもなんか判るなぁ〜きっと2時間フルはキツイんだと思う。大変そう。
あと、CDでも感じたけど似たアレンジ多いから長いと飽きるかもと思ったんで〜この位の時間Bestかも。
この日やってくれなかったMyフェイバリットの「Isolation」「Clown for the day」「Love dischord
とか入ると印象は変わると思うけど、この日はラスト「RUSK」以外みな同系曲という感じがしました。
ただ、今のfan層からするときっとこの日の感じで正解なんだという気もするかも。勢いあったしね。


残念だったのは、[せっかくコレクターズとの共演なんで「Candyman」やって欲しかった] なぁ。
ツアー忙しそうなんで仕方ないけど。あと一部fanがビークル終わってとっとと帰ったのは〜なんかね…。
雨だったからってのもあるけど、コレクターズ聞かず帰るなんてヒダカ氏も泣くよ。
最後まで見た人はエライ。Netでも感想多くあったように(後記)〜ビークルfanも驚いてたみたいだね。


= = = = = = = = = =


Going under ground
STAND BY ME / サイドカー / かいき / トワイライト / ORION


この日はバンド編成では無く初の試みらしい3人編成で(Vo+G/G/本来ドラムの人がキーボード)、
しっとりアコースティックな感じの演奏でした。当日晴れを想定してた選曲らしかったので残念。



これも初めてナマで見たんですが、彼らに関しては個人的にはあまりよく知らなくって〜、
ビークル同様に[コレクターズのトリビュート盤に参加] し名曲「Giulietta」カヴァーしてた事と、
『HERE TODAY』の帯推薦文にて“コレクターズの追っかけでした”とカミングアウトしてた事、
近作アルバム2枚をさらりと聞いてたのと「STAND BY ME」プロモを何故か持ってたくらいでした。



CD聞いた印象は正直…“コレクターズと言うよりもスピッツ的?”という感じだったのですが、
この日のライヴもそんな印象がありました。本来のバンド編成のLiveではどんななんでしょうか。
CD聞いた感じでは“スピッツ meets U2”という感じ…スピッツ「渚」とか好きな人にオススメ。
もっとも、あまりにスピッツ的過ぎるスキマスイッチ(名前からして…)とかとは違いますよ。
アルバム『h.o.p.s.』のラスト「サムネイル」はモロにコレクターズ「ハレツするボク」的だしね。
スピッツ草野マサムネもコレクターズおたくだったのが判る-ってのと同様な感じ。くるり も同様。



Liveではアコースティック的でしたので歌詞が印象的で、“通り”“ハート”“旅に出る”とかの
センシティヴな言葉が10代女子に人気なの頷ける感じでした。特に「STAND BY ME」は、
多分〜彼らの魅力を凝縮させた作品という気がしたし、そんな意図で絞り出して作ったという印象が
強く感じられました。『h.o.p.s.』全体よりも〜「STAND BY ME」1曲の方が印象的というくらい。
そういう意味でも、現在製作中のニュー・アルバムに期待です(本人も今度の自信ありそうでした)。


演奏は静か系中心で…ちょっと雨の中では寒かったかも。誠実なイメージ。ちょい槇原敬之的かも?
MCはBOOK OFF好き話、オレンジレンジ交友話とか。あと新曲「ORION」初披露してくれました。


P.S./後日HP見たら好きなミュージシャンにブルー・ハーツ/バンド名由来はザ・ジャムとあり仰天。
コレクターズやそれらの影響をストレートに感じさせてくれるもの聞いてみたいです。個人的に。


= = = = = = = = = =


THE COLLECTORS
TOUGH / BIFF BANG POW / グレイトアメリカ / 愛してるというより気にってる /
MAYBE TOMORROW / パンク・オブ・ハーツ / 未来のカタチ




コレクターズ壮絶でした!本当に今“絶好調なんだな”という事を痛感したライヴでした。
この日はワンマンと違い、イベントで、違う客層で、野外だったので色々と新鮮な気がしました。
ある意味この日行った目的はそういうの楽しみたかったから&ちょいfes気分なので、堪能出来て満足。
短時間ながら音の方はあいかわらずの迫力で〜初めて見た人もショック受けた人多かった模様でした。


相変わらずの雨でしたが、この日はコレクターズLive開始前にちょっといつもと違う光景に遭遇。
イベントなので機材搬入をバンド変わるたびやってたのですが、ドラムスのセッティングが佳境に
入ったあたりで何と阿部さん自ら登場!あまりにあっけらかんでビックリしました。
そしてそのまま音響合わせの為ドラミング…やっぱウマイ!音の太さとスナップのキレが違う!
チリヌルヲワカに誘われるのも当然だ。3-4分やってたかと思いますがこんなの聴けたのは初めて。



やがてセッティング完了し、再びタワレコ司会さん登場。思い入れたっぷりコメントを受けて〜
いよいよ、ザ・コレクターズ登場!
オープニングは「TOUGH」から。当日はご挨拶曲という感じか軽く肩慣らし的に感じたけど、
それは僕が何度も見てるからかも。コレクターズでまた『床が揺れてません?』という感じに再び。
続いて最新作タイトル曲「BIFF BANG POW」。モッズ全開のこのビート曲あたりからは〜
早速いつものコレクターズLiveのペースに。そしてダイナミックな「グレイトアメリカ」へ。


ここで思ったんですが、コレクターズは先の2バンドと較べて格段に音が太い!リズム隊の強靱さを
ボトムにしているからこそ〜コータロー氏のギターがザックリ響き、加藤さんヴォーカルの圧倒的な
抜けの良さを支えてるんだと実感。歌声が空に拡がる様でした。床揺れてるのは気になったけど(笑)。
あと、ついでに書くと…net上で当日見た人がコータロー氏のギターを『ピロウズさわおに激似!』と
書いてるのあったのですが〜それは完全に逆(笑)。山中さわお氏は昔も今もコレクターズManiaです。



そして「愛してるというより気にってる」にてアッパー全開!こうしたキャッチーでタイトなビート
・ナンバーこそが〜こういうフェスなどで初めて見る人達にアピール大なんだなと実感しましたよ。
この曲からのビート3連発は本当に圧倒的!先日のQuatrroワンマンの狂乱には流石に及びませんが、
たたみかけるリズムが炸裂。ノリまくるビークルfanらしき人や、口がポカーンな人など面白かった。
続いて再び最新盤『BIFF BANG POW』からの強力ナンバー「MAYBE TOMORROW」では〜、
突進するような迫力でダメ押し。ハードなギター・リフは古市コータローの独壇場です。
そして曲が終わって加藤氏の「もっとノリのいい曲やるよ」という“悪魔の囁き”と共に…
待ってましたの〜必殺「パンク・オブ・ハーツ」!



この日も「パンク・オブ・ハーツ」の圧倒的なビートは〜有無を言わさぬものがありました。迫力!
野外でもコレはいいなぁ〜。割と音楽を客観するタイプの僕でも、この曲はゴタク不要って気がする。
“ROCKの真の初期衝動”というようなものを〜邦楽で感じさせてくれる貴重な曲だよ、コレは。
高揚感と共に…“何かやらなくちゃ!”という意識を与えてくれるorケツ叩いてくれると言うか…、
そういう“力”がある曲かも知れない。長いキャリアのコレクターズですが、こういう曲が最近の作品
っていう事が何とも心強いしfanとして嬉しい事。すべてのROCK好きにLive体験して欲しい曲です!


その「パンク・オブ・ハーツ」終え騒然としたタワレコ屋上に〜『ラストの曲』という加藤さんの声。
『えぇ〜!?』という観客の叫びに惜しまれつつも「未来のカタチ」へ〜。
けどコレは野外も滲みたね〜。ミディアム・テンポの“オトナな青春”を感じさせるこの曲は、
もしかしたらオトコの方が共感出来るかも知れないな…と思った。
痛みを超えた切実さが滲み出るこの曲は、ポール・ウェラーのソロ作にも通じる“いぶし銀”っぽい
手触りだけど、同時に〜そのメロディアスなハミングは“優しさ”や“一体感”も紡いでいる気がする。
加藤ひさしというソングライターの奥深さを感じさせるこのナンバーで、イベントは幕を閉じたのでした。


この日のコレクターズも強力でした。イベントという観点で客観して見た場合のインパクトという点では、
やっぱ10〜20代前半の多いフェス等では…コレクターズのビート曲オンパレードが受ける気がしました。
この日の曲目あたりプラス「Nick! Nick! Nick!」「クルーソー」「ティーンエイジ・フランケンシュタイン
とか来たら〜フェスに来るような殆どのロック派はノックアウトかも知れません。オレもそれ聴きたい(笑)。
あとは、ビークルLiveで感じた“一生懸命感”“頑張ってる感”みたいのがより現れた方が〜、
若いロック派は好感持ちやすいのかも…という気もします。唄もMCも荒削りな方が共感しやすかったり。
ただ、もう特に何も言う事も無い気もします〜今のコレクターズには。
みんなに聴く機会が多くなって欲しいというだけですね。
まもなく大阪MINAMI WHEEL 2005や待望の冬ツアーがあります。
後で後悔しないように行ってみて欲しいというのが1番ですね〜。




 * * *


というわけで〜タワレコ祭レポ…長々と書いてみました。お読み頂き感謝です!
(コレクターズに関しては、このタワレコ祭以上に白熱だった9/24クアトロLiveレポまもなくUpします。)


読んで頂いた方の中には〜当日タワレコ祭行かれた人も居るかと思いますが〜、みんな雨の中がんばった!
そしてタワレコありがとうっ!心からありがとうっ!
こういう企画、単体のインストアより盛り上がるし話題になるので〜またやってください!
No Music, No Life!!


最後に、
このタワレコ祭をブログで書かれている方々で特に興味深かったサイトのLink挙げさせて頂きます。
僕が行ったのは第一部のみでしたが、第二部行かれた方のも含まれています。
世代性別問わず〜どれも素晴らしい内容の方々ばかりです☆


http://blog.livedoor.jp/electro_luminescence/archives/50181735.html
http://blog.livedoor.jp/shigemi0129/archives/50198292.html
http://runriot.blog16.fc2.com/blog-entry-89.html
http://foyeni.exblog.jp/2303067
http://ecorock.exblog.jp/1387207
http://d.hatena.ne.jp/cabistar/20051012
http://d.hatena.ne.jp/BlackList/20051012

http://spitzny.exblog.jp/2306502
http://yaplog.jp/nyamsy/archive/125

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ザ・コレクターズLive動画配信:渋谷クアトロ「世界を止めて」&エゾロック「TOUGH」(10/21-30限定)
http://d.hatena.ne.jp/fabzweb/20051007#p4