80年代末のモッズ・シーン/ネオGSの流れから登場し、87年『僕はコレクター』でデビュー。
サイケ〜パンクを含むブリティッシュ・ロック通をも唸らせる楽曲を〜あくまでPOPに聴かせ、マニアのみならず、一般音楽ファンにも広くアピールする…親しみ易さと本格さの同居が魅力。「世界を止めて」『UFO CLUV』「Moon Love Child」「Good-bye」「GIFT」等がヒット。
◆モッズな音楽って? for ビギナー
実は「モッズな音楽」という提議は存在しないと僕は思っている。Modsとは本来“Moderns”の略であり、こだわりを大事にするモダンな奴ら〜といった感じに捉えるべきでは?
そもそもUKルーツ・モッズはJAZZで踊っていたし、R&B/Popsも楽しんでいた。JAMのポール・ウェラーらを中心とする70年代ネオ・モッズが〜THE WHO辺りやPunkを背景として盛り上がったので、コレクターズはそこから多大な影響を受けている故に〜PopsからPunkまで多彩な作風が“モッズ”というキーワードの上で楽しめるのも彼らの魅力である。
実際、メンバーの心意気はモッズ精神であろうが、ファンの人々はモッズうんぬん抜きでコレクターズとしての音楽自体を楽しんでいる人が多くなので、初めてLIVEに行く人も何も心配する事は無い。ファッションも普通でOK。人それぞれのコレクターズを楽しめばOKでしょう。最近の代表作は「Punk of Hearts」だし。 Modsとは、こだわり と こころざし。
言い方を変えると…“ロックなのに確かなソングライターぶり”が超個性。邦楽では未だに“ロックはくち”のフリが確実に好まれるが、奥行きないものばかり聴いてると熱し易く醒め易いわけで、すぐみんな音楽に興味失せてしまう。逆に言うと、音楽に興味持ち続けたい人が聴くべきバンドがコレクターズだとも言える。だって、右に挙げた多種多様の同業ミュージシャンにこんなにも支持されるのには…それだけのワケがあるのだから。ワケあったゆえの20年現役、という証拠の〜作品やライヴに触れる機会があれば、紐解くだけの価値は間違いなくある。あなたのお気に入りのスターは20年持つだろうか? Think about it means.