◆大滝詠一とニール・セダカどっちが凄いと思う?



大瀧詠一、ナイアガラサウンドの原点がここに!  20周年記念盤リリ−スに続いて、今度は30周年記念盤!

2001年の『Long Vacation - 20th Anniversary Edition』、2002年の『Niagara Triangle 2 - 20th Anniversary Edition』、そして2004年の『Each Time - 20th Anniversary Edition』... 2001年以降リリースされている大瀧詠一の20周年記念盤リリースに続き、30周年記念盤リリースに突入! 1975年にナイアガラレーベルを設立し、その後初のソロアルバムとなった『Niagara Moon』を今回は、30周年記念盤『Niagara Moon 30th Anniversary Edition』としてリリースします! ナイアガラサウンドの原点がここに! ジャパニーズポップスの基礎を築いた作品として絶大な人気を誇る81年の『ロングバケ−ション』、『Each Time』以前にリリースされた今作。 認知度としては、物凄く高いわけではないですが、大瀧詠一の別の側面の感じ取れる作品として、熱い支持を集めている作品でもあります。前作とこのアルバムで、ウェット&ドライ、リズム&メロディ、直球&変化球という彼にとってのポップスの基本が出揃うことになる重要な作品。 同時期にリリースされた細野晴臣の『トロピカル・ダンディ』が今作とニューオリンズへのアプローチで不思議と一致していたのも時代の必然だったのだろう。バック演奏はシュガーベイブ! 気になる今回の仕様は...! 今作では、渾身のデジタルリマスタリングに加え、本人による解説付き。ソニーの邦楽作品としては初のデジタルデータによるマスターを作成し、アナログ感溢れるオリジナル・マスターの再現に成功しています! またオリジナル楽曲に加え、キャラメルママや山下達郎率いるシュガーベイブは白熱のバック演奏をつとめるリズムトラック集(インスト)も収録!さらに「夜の散歩道」などの新曲(?)も収録! 初回仕様は”銀蒸着仕様”(通常はアルミ盤のところを銀を蒸着した特別仕様盤)!

「20周年記念盤リリ−スに続いて、今度は30周年記念盤!」ですか。う〜ん。皮肉?
このアルバムとファーストは〜まだの人は是非聴いてみて欲しいです。
本作でのリズム感覚と、1st『大滝詠一』のセンスは日本のポップ前衛史に残るかも。
けど、でも、こうも再発ネタばかり続くんで改めて思っちゃったんですけど、
もう何年も前から大滝さんは〜自ら“ご隠居”を認めているという事なんでしょうね〜。
このアルバムも再発は…3度目くらい?
ファンゆえに複雑な思いです。コレクターズ新作があれだけの名盤となっているだけに。


ちなみに、「夜の散歩道」はニール・セダカの「Walk with me」カヴァーでしょうか?
シリア・ポール系の未発表テイクかデモかも〜と思います。新曲ではなく。
「Walk with me」は確かニール・セダカのB面曲で〜彼にしてはそこそこ程度の作品。


ところで、大滝詠一マニアの人は、ニール・セダカをちゃんと聴いているんでしょうか?
彼の60〜70年代併せて聴いたら…大滝詠一マニア返上してセダカ・マニアになれるかも。
数年前の大滝氏の新曲「恋するふたり」は〜ニール・セダカ・オマージュと受け止めました。
遠い昔、ラジオか何かで…セダカを軽くあしらってたんですけどね。
リー・マンを持ち上げるためか何かで。心境の変化でしょうか?
僕は両方好きですけど、玄人ウケだからバリー・マンを持ち上げるという理由はどうかと。
ニール・セダカバカラックのように、ポップな笑顔で異常な展開見せる人こそ凄いんです。
フランク・ザッパより、ニール・セダカバカラックの方が本当は数倍〜音楽的に異常です。
壊すのは簡単で〜構築するのが難しい。笑顔で正装の変態が最も恐ろしい。
…僕は常々、そんな風に思ってたりしています。
「LOVE WILL KEEP US TOGETHER」(Sedaka with 10cc)や、
「MY LITTLE RED BOOK」(Manfred Mann)を聴きながら。




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