◆『音楽通の邦楽ミュージシャンって?』



今回はちょっと、“ひとりごとチック”です。




『音楽通の邦楽ミュージシャンって誰でしょう?』


音楽に精通しているミュージシャンは〜色々コメントや記事求められますよね。
それがカルチャーのブーム的なものでも、音楽的側面を求め依頼が来るもの。
特に海外の昔の音楽や事柄などの記事にミュージシャンが起用される際には、
ユーザー層との“接点”や“架け橋”、“イメージ”に“話題作り”という
意味も大きく、どんな事を誰に尋ねるのがベストかという問題は〜メディア側
としても重要なポイントなのです。


例えばアメリカの昔の音楽に関しての記事であれば、まず大滝詠一さんや山下
達郎さんが真っ先に浮かぶでしょう。
それに対し、イギリスの昔の音楽に関してなら…まずコレクターズの加藤ひさし
さんが思い浮かぶのではないでしょうか?
ロック度より少しポップス寄りのものですと…松尾清憲さん、ビートルズとな
ると杉真理さんや伊藤銀次さんあたりもアリですが。
記事の“オシャレ”度ポイントが強い場合…ピチカート・ファイヴ小西康陽
さんもアリですが、小西さんはソフト・ロック方面という印象もありますから、
英国ロック黄金期〜モッズ〜パンク網羅の加藤さんが…最も“英国ロック通”
ではないか、というイメージが強い気がします。
実際そうした記事をよく見て来ましたし、コレクターズ聴いてない方でも〜
洋楽誌や解説文等/又はイメージとしても、“英国ロックと言えば加藤さん”と
いう印象お持ちの方も多いのではないでしょうか?


洋楽通である事と〜曲が書けているという事は、実は…かなり比例します。
何故なら、答は単純…日頃いいものに触れているから。
中には〜なかばジョークで“オレって天才だから”という切り口の人も居ます
が、その実体は…音楽に勉強熱心だったりするのでしょう。見えない所で。


アメリカのポップス好きの人が大滝さんや山下さんを聴くように、イギリスの
ロックが好きな人/興味ある人は〜邦楽ではコレクターズ聴いてみてください。
最初はそんなきっかけだったりもします。
そして、大滝さんや山下さんファンの方々も、コレクターズや松尾清憲さんを
聴いてみてください。洋楽に精通している方なら〜、何故アメリカものが大滝
さん/山下さんなのに対し…イギリス物がコレクターズや松尾さんなのか、答は
すぐ出るハズ。それは、しっかりと…影響が身となり骨となっているからです。


しかし僕には常々不思議に思っていることがあります。
メジャーとは言え、何故、大滝さんや山下さんほどコレクターズがマニア受け
しないのか?又はポピュラー化しないのか?
検証してみてもいいんですけど、大滝さん/山下さん/コレクターズの音楽自体を
〜楽曲面においてマニアさ/メジャーさどちらで計っても、コレクターズが劣る点
は特にナイと思います。
コレクターズ後輩ですけど、作品量では山下さんと同等、大滝さんの倍ほど(笑)。
今、僕はコレクターズ祭ですけど、実はこの3組…現在準備中の「アルバム選」
たたき台の時点でほぼ同等でした。どれもファンなのです。現在の時点では…
コレクターズは強力新譜が出て、山下さん惑い気味、大滝さん隠居気味なので
力の入れ具合出ていますが、大滝さん強力新譜出たら〜そりゃやりますよ(笑)。


ポップス系かロック系か、という問題も…もしかしてあるのでしょうか?
ポップスがオタク/マニア趣味っぽくて〜ロックはガンガン野蛮に勢いで音鳴る
ばかりで〜アタマ使わないというようなイメージでもあるのかなぁ〜?
じゃあ英国のXTC/エルヴィス・コステロや〜米国のワンダーミンツはどうなる?
ロックで“曲が書けてる”というコトが〜少し理解出来ない国なのかもなぁ…。
だって最近よくさ、バラードならどれも“いい曲”なんて言う人も多いしさ。


大滝詠一/山下達郎にあって〜コレクターズに無いものは…
ルックスの良さ?いや、それは絶対ナイと断言しよう(笑)。
もしかして…聴き易い爽やかさ?生活のBGM的とか音楽聴かない人巻き込む要素。
ただ、コレクターズ…ロックだからね〜。BGMとはちょっと成り得ないかもなぁ。
けどポップな曲も多いんだよ。


けど!ここは、しんみりしてもしょうがないトコロで、
新作『夜明けと未来と未来のカタチ』やライヴが絶好調な今年なんだから〜
ネットから影ながら“コレクターズ祭り”で盛り上げて行きますっ♪


だけどさ、ポップスMANIAに一応言っとくと、加藤ひさしさんフジパシだからね。
日本一の音楽通/元・評論家の朝妻一郎さんのフジパシフィック音楽出版が〜
その才能を買い続けてる存在だという事…ご存知ないのかなぁ?(試しに聴いてみた)
ここ数年のでも〜「GIFT」、「GIULIETTA」、「百億のキッスと千億の誓い」、
「遠距離通話サービス」、「CRAZY LOVE FOR YOU」とかのフックの見事さ、唸るよ。
判りやすい曲の中に技巧を込めて質を高めるテクは、実は凄い違いが出るトコロ。
大滝/山下ファンにも是非検証して欲しいですよ。新作の「恋のけむり」もね。
もちろん〜高浪敬太郎さん参加ってコトでピチカート・ファイヴ派も。満足必至。


とにかく〜、ちゃんとコレクターズの音楽自体を聴いてない人への〜
何らかの“きっかけ”になればね。。。と思います。
ちゃんと聴く機会あれば〜僕が特集してしまうワケもきっと判るハズですよ。


キリンジ・ファンはコレクターズが“曲が書けてる”のが判る人が多いみたい。
あと、スピッツaikoピロウズカーネーションとかのファンも。
ミスチルイエモンのファンも〜ちゃんと聴けば取り上げる理由判るよ、きっと。


というわけで、最近は“コレクターズ聴いてもらうきっかけ”のために〜例とか挙げて
みてます。だって聴かなきゃもったいないよ、ミンナ。
昨日はタイプ別とか新作の試聴も軽くやったし、今後は旧作のガイド完成に向けます。
それと近日、旧作の試聴あるのからオススメ/タイプ別まとめ解説コラム書く予定です。
判りやすく聴けていいんじゃないかと。