●ポリス/スティング〜80's UKロックの逆襲



パンク/New Waveシーンから登場し〜後に異なる展開を見せ成功した存在
として上記ジョー・ジャクソンエルヴィス・コステロと並び最も印象的な
のがスティング…そしてTHE POLICEでしょう。
ポリスは、スカやレゲエをベースとしたポスト・パンクとも言うべきサウンド
が特徴あるグループで、殆どの作品を手掛けたスティングの何処かクールな作
風と共に〜アンディ・サマーズ(g)、スチュワート・コープランド(dr)、そして
スティング(b)による緊張感あるトリオ編成の…ある意味“主張合戦”も魅力でした。
彼らの音楽は、スカやレゲエをベースにしながらもそれらを破壊しながら前進していく
イノヴェイティヴなものであり、そうした一種の前衛っぽさと同時に〜ポピュラー性や
更にポスト・パンク的コドモ感覚も同居しているという〜非常にユニークなものでした。


しかし〜大急ぎで成長して行った彼らの…“やんちゃな時期”は当然長続きしません。
エレクトロニクスを導入して風格を付けた4作目『GHOST IN THE MACHINE』を経て、
意外な普遍性で勝負した名曲「Every Breath You Take(見つめていたい)」の世界的
大ヒットを含むモンスター・アルバム『SYNCHRONICITY』を残し彼らは解散。
その唯一無二のサウンドは永遠に封印されてしまいました。もったいないです。


以降、スティングはソロとして活躍を続けていったわけですが、そのイメージは基本的に
“立派な人”路線であり、精悍なマスクで女性に人気…な感じだったりします。何か違う。
ソロ2ndの『NOTHING LIKE THE SUN』でヴァン・モリスン的世界地図を拡げた所で音楽的な
ステップが終了しているのが〜意外な気がしたりしています。評価高い所に安住してる様な。
僕にとってのスティングは…ザ・フーのMods映画『さらば青春の光』に“素”で出演した頃の〜
あのとんがった感じとブザマさであり、いい人路線だけではもったいない人な気がするのです。
そして〜タイプこそ違えど、ポリスはザ・フー以来の“バンド内主張合戦”を感じさせる演奏
が大きな魅力だった事を痛感させられます。『もう何枚かアルバム出てたら〜タイヘンな事に
なっていたかも知れない。』『フォロワーは居ないのか?』とか妄想するのも面白いですけど。


Zenyatta Mondatta』'80 [試聴asin:B00008BRDV]
『SYNCHRONICITY』'83 [試聴asin:B00008BRB5]
『NOTHING LIKE THE SUN』'86 [試聴asin:B000002GKZ]




                    *なるほどね〜と、思ったら… (こちら投票♪)


今週の1曲 #PUNK OF HEARTS(Real Player)/ザ・コレクターズHP [特集はコチラ]        ▲サイトTop▲

:
コレクタ-ズ★LIVE
5/1大阪Bigcat*w/REVERSL0W他
5/12渋谷O-east*w/REVERSL0Wアナ口グフィッシュ他
詳細→
HP

以降〜xtc/ユーリズミックス準備中