■芥川賞/これも今更のネタが狙いだよ。



芥川賞と死語の世界・『若い女が受賞しない芥川賞なんて興味ないだろ?』
http://www.asahi.com/culture/update/0113/005.html



賞や作品自体には例によって全く興味がないが、直木賞との抱き合わせの授賞式会見の際の阿部和重のインタヴューが可笑しかった。


老けたヲタクの実体を晒すような〜見てるこちらが恥ずかしくなるような姿で、「とにかく“死語”にこだわり、しつこいぐらいにこれからも取り上げて行きたい」とか言ってた。これが昨今の芥川賞の虚しさを端的に現しているような気が…僕にはしてしまった。つまり、“ひっかけ”の部分が大事なんだ。と言うよりそれが全てかも知れない。自分が“若い女作家”でない彼のアピールが“死語”であり、彼の資質や現在の芥川賞の本質を露呈してしまったような気がした。“死語”なんて小説ネタとして振りかざすモノじゃなく皆な日常でシャレで使うから笑えるんだろ、普通?


若い女作家”“死語”をはじめ、その異常性/非日常性など…それらがアピール素材となって評価が決まる。いいのか、そんなんで?誰だ、審査員は?村上龍か?
そんな〜“お祭りのフリークス小屋”なだけでいいのなら、多分もし今…芥川龍之介が生きていたら芥川賞を獲れないかもよ!?
それでも〜もし“お祭りのフリークス小屋”ぶりが重要なら、まず江戸川乱歩を読むべきでしょ。それでも乱歩が凄いのは…その異常な状況自体では無く〜それを描写する“表現の手腕”だったりするのに、昨今のフリークス含み系は“フリークス小屋”を建てて…それだけで終わりでしょ。それじゃエロ本やレディース誌と大差ないだろ?また障子を破って都知事になりたいのか?それにどうせ“死語”的“ひっかけ”の世界なら…“スケベ・ハッスル・モンスター”のインリンの方が遙かに不条理アピール度高いぞ。


昨今の日本の文学も音楽と同じで〜感性の乏しい人に向けての“ちょい背伸び程度”を狙った迎合のビジョンで動いているようだ。権威ある賞までそんなものの顔色伺ってどうするんだろう。芥川賞なら芥川の遺族が決めた方がいい位なんじゃないか?もう数年前から意図は見えているけど、あとで恥ずかしい思いするなよ。芥川賞っていつからヲタクに媚びる賞になったの?


先日の“ハッスル”から連想し〜“死語”つながりでここまで書きましたが、それでも…結局、
若い女が受賞しない芥川賞なんて興味ないだろ?』
だってさ、去年の受賞者どれだけの人が覚えてる?


http://www.bunshun.co.jp/award/akutagawa/list1.htm


写真/モーニング娘。道重さゆみの得意技である「うさちゃんピース」を披露するモーヲタ(ごまヲタ)芥川賞作家・阿部和重。(http://d.hatena.ne.jp/SHELTER/20050302/usachang
〜だそうです。


ところで、道重さゆみって、誰よ? →乗せられて本気印。


                        *なるほどね〜と、思ったら… (こちら投票♪)


今週の1曲 #PUNK OF HEARTS(real player)/ザ・コレクターズHP [特集はコチラ]    ▲サイトTop