■木村カエラと日本の“女性アーティスト風”。




木村カエラ新曲+民生の主題歌


先日取り上げた奥田民生映画関連続報。10/5発売木村カエラ新曲「BEAT」民生PRODUCE。
予想通りコラボ。というか同じ事務所…。10月公開予定の民生の広島球場コンサート・ネタ
映画『カスタムメイド 10・30』に主演だからね。メイキングらしきDVDも出る模様です。
民生プロデュースってPuffy以来かな?ちなみに、奥田民生の主題歌「Tripper」も10/5発売。

http://www.bounce.com/news/daily.php?C=5975


改めて木村カエラについて書いてみると、
彼女をアイドルではなくアーティスト風戦略にした事務所は実に旨いと思う。
本人の指向も大きいだろうけど、明らかに“After椎名林檎/aikoテイスト”の存在。
本来ロリータ・ロック系の総本山である事務所=SMA(sony系)はブーム出遅れた感あったけど
(Zone等“バンドル”なんてのしてた)、ここに来て安定確実視女性モノgetという感じかな。
ジュディマリYUKI以来?あ、Puffyの方が後かな?
SMA(元CS Artists)は渡辺美里/プリンセス・プリンセス/レベッカ/Charaとか、その手は得意だからね。


 * *
日本の“女性アーティスト風”


しかしみんな“女性アーティスト風”好きですね。正直殆どは、アイドル同然だと思うんだけど。
僕個人としては…どうせなら開き直ってアイドル然としてくれた方が気持ちいいですね。
疑似恋人みたいなノリはどうもダサいと思うし、それは音楽自体では無い。
彼女たちは本来、“可愛いいね”や“オシャレだね”で充分であり、それ以上でもそれ以下でも無い。
音楽として売るなら、“可愛いいね”+“良い作品” でなければ本来ダメだと思うし、
“良い作品”であれば…“可愛いいね”なんてのは〜やがて二の次になるはず。
“女性vocalという形態がいい”というのも音楽自体の話では無い。疑似恋愛なんでしょ?と思う。
応援歌くさいのもその延長上程度のものだし、作り手はそこのとこ判って作ってるんですけどね。
女性の人で女性vocalばかり聴いている人の何割かは俗に言うワナビーズだし、やっぱ音楽自体じゃない。


「日本で音楽なんてそんなもんだよ」とよく言われるんですけど、やっぱりそれじゃ勿体ないと思う。
結局は作品自体が魅力なければ僕には響かないし、そうした作品が多い人のファンにしかなれない。
自作であろうが他人の曲だろうが関係ない。よいレコードが多い人のファンにしかなれない。
これが本来…普通のカタチだと思うんですけど、特に日本ではアーティスト親派指向が充満し過ぎだと思う。
アーティスト親派にさせちゃえば下らない作品でも買ってくれるから楽なんで〜皆そこに力点注ぐのが日本。
例えば今チャート上位の曲だって…ファンの人以外から見たら〜“どこがウリか判らない”曲ばかりじゃん。
そしてそれこそが日本の音楽偏差値が低い最大の理由だとも思うのですが…。これは男性アーティストも同様。


好きな人の色々な事に触れたい気持ちも判るけど、どうせ親派になるなら〜作品を磨いてる人に触れて欲しい。
何年後か…“なんであんなのに夢中になっていたんだろう?”なんてならない為に。非常によくある話です。
顔で聴いてませんか?流行で聴いてませんか?バンド名で聴いてませんか?雰囲気に誤魔化されてませんか?

「日本で音楽なんてそんなもんだよ」…まったくその通り!だけど、それでいいの???
音楽が〜“生活のBGM便利品”みたいに成り下がっているままでいいの?もっといいもの知らないだけかもよ!


ちょっとみんな、時には客観してみて下さい。そして客観出来る為にもいろんな音楽に触れてみてください。
キャロル・キングローラ・ニーロアレサ・フランクリンにディヲンヌ・ワーウィック、ペトラ・クラークや
サンディ・ショウみたいな人が日本に現れたら、僕はいつでも喜んで女性アーティスト物聴く準備は出来ている。
惜しかったなと思うのがユーミンaiko。作品主義を貫いてくれてれば凄い事になっていたかもなと思います。
ユーミンはもう“どっぷり営業音楽”だけど、aikoは…まだ間に合うかも。ルーツや作品を見直して欲しいです。

▼参考・名盤500選
http://d.hatena.ne.jp/fabzweb/searchdiary?word=%2a%5b500%c1%aa%5d


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